タッセル ボルラボニチーチャ -tassels Borla Bonitinha-

タッセルとはなにか?

タッセル(房飾り)はもともと、織物の端を処理する方法でした。
ですがそののち中世以降のヨーロッパでは、タッセルは富と権力の象徴となり、宝石同様、服飾や室内の装飾に欠かせないものとなっていきました。
ヨーロピアンスタイルのタッセル文化が最も花開いたのは、17世紀のフランス ルイ14世の時代と言われています。
カーテン留め、天蓋付ベッド、クッションカバー・・・
ランプシェードやブラインドの紐、クリスマスツリー、キーホルダー、扇子の持ち手、ドレスやマントの飾り、馬などあらゆる装飾に用いられました。

そのころの高貴な人の肖像画にも、大きくデフォルメされたタッセルが、より緻密に描かれているのを見ることができます。
現代でも、王室や教会、法曹、学問の世界などで、そのコスチュームなどに見ることができます。(海外の大学の学位授与式の時に被る帽子には、「タッセル」というニックネームがついています。)
近代化によりタッセル文化は一時廃れたものの、70〜80年代にその技術が見直され、再びインテリアの世界で注目され取り入れられるようになりました。
大きさやデザインによって飾り方もさまざま、インテリアだけでなくファッションにもなるタッセルを、もっと身近に楽しんでみませんか。