1860年〜70年頃。ブリュ(Leon Casimir Bru)作のSmiling Bru。
別名“モナリザ”とも呼ばれている、微笑を湛えたファッションドールです。大きさは約38cm。
ビスクヘッドとショルダー・プレイト、スウィブル・ネックジョイントで、首は動かす事が可能です。
ビスクヘッド、ショルダープレイトにヘアライン等のダメージはございません。Smiling Bruならではの、目元や口元の表情が美しいです。ヘッド後部には、
Dの刻印が入っています。
オリジナルセッティングのままの目は、虹彩のないターコイズグリーンのエナメルグラスアイ。グリーンの瞳部分の周りにブルーのラインが縁取っている為か、光の当たり方によって、目の色がライトブルーに見えたり、グリーンに見えたりする、大変美しい目(パールがかったアイ)をしています。両目とも、製造時に出来た小さな気泡が入っておりますが、通常見る分には、ほとんど気が付かない程度のものです。
眉や睫毛、リップのアウトライン等の淡い描きも、大変丁寧になされています。耳にはピアスホールが開いており、アンティークのグラスビーズピアスを付けています。アンティークのブロンドモヘアウィッグを装着しています。
ボディはブリュでは無く、Barrois(バロア)のものと思われるボディが付いています。バロアは当時、ブリュにもヘッド等を供給していたこともあり、ボディに関しては、当時からのオリジナルであるのか、付け替えなのか不明です。同年代頃のボディですので、違和感はほとんど感じられません。ボディは腰、膝にガゼット・ジョイントの入ったキッド革製。肩の部分は、テノン・ジョイントで接合されています。腰ジョイント部分に一箇所キッド革のリペアがございます。
二の腕から先はビスクハンド。右手の指3本にリペアが施されています。ほとんど違和感も感じられず、大変上手くなされています。
ドレスは、アンティークのピケのサマードレスを着用しています。ウエストを強調し、スカートを大きく膨らませたクリノリンスタイル。また、羽飾りのついたお帽子、レザーブーツ、アンダーウェア(ペチコート&ドロワーズ)もアンティークのものを着用しています。
ドレスのアップリケ(赤いコードの模様)と同色のハット、ハイヒールブーツがマッチしています。
比較的小ぶりのサイズですが、しっかりとしたお顔立ちの美しい子です。
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